kokalogo1.gif (2796 バイト)

HOME 成分説明 Q&A Dr.Yoshida インタビュー
潤肌石鹸学会発表 潤肌石鹸臨床試験 石鹸 愛用者の声  
化粧水 学会発表 化粧水 臨床試験 化粧水愛用者の声 商品 注文

☆ 吉田こどもクリニックインタビュー ☆

インタビュー/クリエイティブ カンパニー

がんばれ、デリケート肌。

「肌が敏感だから使える化粧品が少なくて・・・」

「肌あれするのはなぜ?」

「どうして私の肌はトラブルになりやすいの?」

そんな敏感肌やデリケート肌の尽きぬ悩みを解決するために。

アトピー性皮膚炎の治療に漢方薬療法を取り入れて成果をあげておられる「よしだこどもクリニック」の吉田政己先生にお話をうかがいました。

PROFILE/吉田 政己  先生

よしだ まさみ●昭和46 名古屋大学医学部卒業、名古屋大学医学部小児科教室に入局し、名古屋大学医学部付属病院小児科及び関連病院勤務。平成2年に「よしだこどもクリニック」を開業。●日本小児科学会認定医、日本アレルギー学会認定医、日本東洋医学会専門医、よしだこどもクリニック理事長

アトピーも敏感肌も皮膚の乾燥がはじまりです

     成人のアトピー患者が増えているそうですが、ほんとうでしょうか?

吉田 正確なデーターはありませんが、皮膚科医の受診患者数はこの10年くらい小児のアトピーよりも成人の比率が明らかに増えています。多分小児からの持ち越しが多いのではないかと思われますが、成人になってから始まる例も30%程あります。

     一般的に、アトピーと敏感肌とは違うのでしょうか?

吉田 アトピーの肌はいわゆる乾燥肌が始まりです。角質の細胞間にある脂質(セラミド)が正常人に比べて3分の2まで減っています。また皮膚の細菌や薬品などへの反応は正常人に比べて高くなっています。敏感肌であることは間違いありません。

     皮膚が赤くなったり、痒くなったりするのはそのせいですか?

吉田 全てではないですが、細胞間脂質は皮膚のバリア機能のために大事な成分で、これが少ないと皮膚が乾燥しやすく、またダニやバイ菌などの刺激が入りやすく、だから酷くなりやすいということです。

 

アトピーの治療に、美肌に、漢方薬の多様な薬効が奏功。

     一般的なアトピーの治療法にはどのようなものがありますか?

吉田 最も一般的なものはステロイドを中心とする軟膏療法です。他に、低周波治療やレーザー治療、漢方薬療法などがあります。けれども、ステロイドの軟膏だけでは治らない人が増えてきたことが社会的な問題で、私は漢方薬療法を主体に行っています。

     なぜ漢方薬療法を?

吉田 漢方薬は西洋医学とは別な考えの治療法ですが、効果は西洋医学と比べて遜色ありません。特に西洋医学で治せない病気にも効果があり、アトピーもその一つです。昔から漢方薬の世界では皮膚を美しくするために沢山の漢方薬が使われてきました。これらの薬を上手く使用することがアトピーを早く治すこつだと思っています。

     漢方薬入り石鹸・化粧水を考案されたきっかけは何ですか?

吉田 本来の目的は、アトピーの患者さんは乾燥肌の人が圧倒的に多く、それを治せるものをということで考案しました。

石鹸は中医師の紹介で中国から輸入する機会を得、現在は中身を少し改良してもらっています。化粧水は中医師との共同開発で、製造は化粧品メーカーに委託しています。やはりアトピーの皮膚の乾燥を抑えしっとりさせる作用が強いと思います。アトピーの酷い状態を改善させた後に、石鹸・化粧水や漢方生薬を煎じて効果のあった入浴剤などを、対象に応じて使用してもらい、日常生活をしてもらうようにしています。

     漢方薬入り入浴剤や石鹸・化粧水に処方されている代表的な生薬の効果を教えてください。

吉田 トウキ、ジオウ、それにシコンは皮膚をうるおす作用があります。オウバクは赤みやホテリを鎮める作用。ヨクイニンは皮膚の中の水をキレイに流れるようにする作用があります。加えて、入浴剤には炎症や痒みを抑えるインチンコウ。これらが代表的なものです。

     漢方薬の副作用や安全性についてはどうなのでしょう?

吉田 漢方薬には上薬・中薬・下薬という3つの分類があって、中でも上薬は長い歴史の中で使用しても副作用がなく生涯使える薬です。私の所で使っている入浴剤や石鹸・化粧水には、そうした安全性の高い上薬を処方しています。

 

皮膚刺激の少ない、漢方薬入り石鹸・化粧水。

     漢方薬入り石鹸は、平成10年秋に学会発表されたそうですが?

吉田 非常に良い効果が得られたので発表しました。発表後は数々の医師が使っていると聞いています。

     漢方薬入り化粧水の効果についてはいかがでしょう?

吉田 アトピーの初期治療が完了した患者さんを対象にこの化粧水を使ってもらったところ、やはり臨床結果が非常に良かったので昨秋に学会発表しました。「化粧品が使えない」という悩みを持った人達の意見ですから、効果は高いと思いますね。

     アトピーの人は皮膚刺激に弱いというお話ですが、どんな配慮がされていますか?

吉田 化粧水の場合、製品の防腐剤であるパラベンのほか、アルコールや合成香料、色素を含まない処方で安全性を高めてあります。わずかでも敏感に反応する人がいるかも知れないわけですから、使うのを止めました。もちろん入浴剤や石鹸についても同様の考えです。

     そうした石鹸や化粧水はトラブル肌の人でも使えますか?

吉田 ええ。特に敏感肌や乾燥肌の人には、皮膚をうるおす作用もありますし低刺激ですからいいと思いますよ。

     今後、漢方を応用した製品では、何が必要とお感じですか?

吉田 軟膏やクリームですね。軟膏は薬用の高濃度のもの。一般用では化粧水の後に使えるクリームを考えていきたいと思っています。

研究設備

 

敏感肌やトラブル肌の人は、皮膚の保湿が大切です

     敏感肌やトラブル肌の人に対するアドバイスをお願いします。

吉田 スキンケアで大切なことは皮膚の保湿ですね。皮膚が乾燥すると外部から色々な刺激が入りやすいので、それを防御するために必要です。

     最後に、化粧品を選ぶときの注意点を教えてください。

吉田 私は漢方が専門ですから、例えばトウキやジオウ、シコンなどの保湿成分が入っている製品を選ぶのも一つの方法です。けれども、同じ様な化粧品に見えても、実際には防腐剤が入っていたり、合成香料や色素を使ってたり・・・。肌を悪くするような成分が入っていないか確かめて選ぶことがポイントです。

吉田先生がアトピー治療に応用されている漢方薬入り軟膏・入浴剤・石鹸・化粧水

ご案内
吉田先生の入浴剤、軟膏は一般での市販はしていません。 入浴剤をご希望の方は同じ成分配合の「潤肌化粧水」をお薦めします。

ホームへ戻る